まだ梅雨は明けていない。
どんよりとした空模様だが、カメラを手に桂島緑地の雑木林まで出かけていった。
そこに、以前より気になっていたものがある。
遊歩道に沿って設置されている縁石の上に、鮮やかな緑色の苔が生えている。
この苔は何という名前なのだろうか。詳しく知りたいと思ったからである。
非常に小さな葉で、しかも、土の上ではない。縁石の上に群生して、細長く連なった緑色の帯が、雑木林の奧へと続いていている。
この緑地には様々な苔が生えているが、この苔に関心を持ったのは、この緑色の帯のせいかもしれない。
たしかに、苔自体はどこにでも生えていて、意識をして周りを見てみれば、様々な種類の苔を見ることができる。
ガーデニングにも利用されているようなので、身近な植物なのだろう。
きっと、苔が好きで日々観察し、研究している人は多いかもしれない。
もちろん専門家ではない。さらっと知りたいだけである。
「苔」で検索して写真を見比べて見たが、はっきりとはわからないが、たぶん「ハマキゴケ」ではないだろうか。
季節や降雨の状況などにより、自らを様々に変化させる特性があるようで、写真を見ても大分違って見えるものもある。
ハマキゴケの葉は1.5~2ミリメートルと非常に小さく、乾燥するとその葉は内側に巻き込まれ、茶褐色に変化したまま耐えていて、雨などが降り水分を吸収すると、巻き込まれていた葉が開き、葉の色も緑色に変化するという特徴があるとのことである。
この時期、苔は元気いっぱいに見える。
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