おっ! 雪が積もってる。
「仙台で初雪」と発表になった次の日の朝。桂島緑地の木々の枝は、真っ白に変わっていた。
昨日はまだ、ちらつく程度だったが、朝には一面の雪化粧だ。
仙台管区気象台の発表によると、今年の仙台での初雪は、昨年より19日遅く、平年より14日遅い。そして、初積雪は、昨年より4日早く、平年と同じという事である。
地球温暖化の影響なのか、夏の猛暑がつい先日のように思われる。その分、秋が短かったのだろうか。枝に積もった雪の下には、まだ茶色の葉が残っている。
仙台の降雪量は、豪雪地に比べれば少ない方である。数日間晴れれば、道路や歩道の雪は溶けてしまう。
ただ、気温が低くなる朝晩は、路面が凍結する。特に雪解けの水が残っていると、見た目は水たまりのようだが、実はアイスバーンとなって、ガチガチに凍っていたりする。この時期、黒く見える路面はほぼ凍結しているから、車の運転も歩行も十分な注意が必要だ。
特に、車の運転には細心の注意が必要だ。急加速、急ハンドル、急ブレーキなど、「急」の字が付く運転は、きわめて危険である。
また、歩行者の側を通過するときは、歩行者が滑って転倒する場合があるということを、予測しながら運転することも心がけたい。
こんな光景を目にしたことがある。
雪が降っていたある朝、信号待ちで数台の車が上り坂の途中で停車していた。信号が青に変わり、前の方の車が動き出すと、その後続の車の運転手は、慌てていたのか、急加速で車を発進させようとしたが、タイヤが空回りして車が立ち往生してしまった。その後、いったんアクセルを踏むのをやめ、今度はゆっくり加速し始めると、車は徐々に動き出し、無事に脱出に成功した。
雪道での運転経験が少ない人は、特に注意が必要だ。知識はあっても実体験が少ないと、いざという時の対応が遅れてしまうからだ。
仙台に住むようになって、「スタッドレスタイヤに履き替える」という言葉を覚えた。これは、冬になる前に、自動車のタイヤを冬用のタイヤ、つまりスタッドレスタイヤに交換することである。
人が履く靴と同じように、車の足の部分であるタイヤを、冬の靴に履き替えるというのである。
自分の車は12月の初めに”履き替え”たので、仙台の初雪にはぎりぎり間に合ったが、先々の用心、早めの準備が大事だ。
あわせて、滑りにくい素材の靴底で、内側に保温効果のある素材を使用している冬用の靴を新規購入し、こちらも”履き替え”を済ませたばかりだった。
人も車も、冬道にはご用心あれ!
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